包丁の収納の仕方について
ご家庭なら必ずと言っていいほど包丁立てがあります。そこに料理をした後、きれいに洗って乾燥させてもしくはタオルなどで拭いて包丁立てに直すことがありますが、これはあまりよくないと考えます。まずは衛生面ですが、いくらきれいに洗ったとしてもやはり水分が少しでも残っているとそこから雑菌が発生する可能性が高いからです。また衛生面だけでなく、包丁自体にとってもそこにそのまま挿しておくということは、切れ味が悪くなったり包丁自体の本来の機能を発揮できぬままずっと使い続けていくということになるのです。
ご家庭で使う場合もプロの方が使用する場合も包丁にとって大切なのはその扱い方と収納術です。そのままはきれいに洗い乾燥させて専用の箱に入れるのが理想的ですが、それを毎回ご家庭で行なうことが大変ですし面倒なことです。またプロの方も箱の中にひとつひとつきれいに並べて入れるというようなことはしません。それでは仕事にならないからです。
それではどのように収納するのがよいのでしょうか。
まずは包丁を収納する前ですが、もちろんきれいに洗って乾燥させることが大切ですが、直す前に必ずといっていうほど消毒をしっかり行うということです。どんなに水洗いをしきれいに洗っていても、菌がついていることが絶対と言っていいぐらいあるので、きれいに洗った後しっかりと消毒をするということです。そのあと水分が絶対になくなるまできれいに乾燥させるということが大切です。少しでも水分が残っていると、いくらきれいに消毒をしていたとしてもそこから雑菌が発生するからです。
その後は包丁立てに立てていくのですが、これは直すというよりもどちらかというと、飾るといった方がいいのかもしれません。できるだけ収納するところになおしてしまうというよりも、表にかざしておいていつでも取り出せる状態にしておくのが望ましいのです。すぐに使える状態にしておくということは、収納を仮にしたとしても使うことに対してそれほど大変なことありませんし、またきれいに包丁を洗った後、乾燥させて立てておくにしても面倒さはありません。
普段自分が料理する前のところに包丁を立てて置いておくようにすれば、使いやすいと言うことになるのです。1番大切なのは包丁を直すことよりも使いやすくすること、使った後は次にすぐにでも取り出せるようにしておくことが1番大切なのです。とても大切に箱の中に保管する場合もありますがそれはほとんどと言っていいくらい使わないものであって、必ず使う場合は取出しやすいようにしておくことが肝心なのです。”